中学3年生がどんでん返しで人生を変えた話

   

Hello!

ERIです!






「絶対に受かりません」

それが現在プロとして英語を教えている私の高校模試判定表に書いてあったことです。

今思えば本当に奇跡のようなことが高校受験で起きました。

小さい頃から英語を習っており、中学1年生の間は90点連発。

ですが、学年が上がるにつれて英語をずっと習っているにも関わらず、点数は下がる一方。

そんな中学3年生の春に出会った新人英語教師、のちに私の恩師となる村上先生と出会い、人生は一変することとなりました。


その先生は英語の発音が上手で、若くて、綺麗で私の憧れになりました。

先生自身、英語がとても好きで、私達の英語の授業に歌などを取り入れるような人でした。

そんな英語に対して情熱がある先生の授業を受けるにつれて英語の面白さに気づき、どんどんはまっていったのがこの時です。

今まで英会話教室に行かされていただけの自分が自ら勉強するようになりました。

この意味も知りたい!
あの意味も知りたい!

とどんどん思うように。

それに比例して、英語の知識は少しずつ増えていきました。



英語にのめりこんでいった末、高校は英語科に行きたいと私は思いだしました。

自分では小さい頃から英語を勉強しているという自負があったのか、簡単に受かると思っていたあの頃。(恥ずかしいw)


人生初の高校模試。

志望校は大阪市立西高等学校英語科。



そして、模試判定は最低のE。




最低判定の説明には「絶対に受かりません」の文字が。

中学に入り、大手英会話教室に通うのは辞めたのですが、塾には通っていました。

そんな中学3年生の女の子が高校模試でE判定を取ってしまったんです。



私の志望校を知っている恩師、塾の先生、そして親も含め全員唖然。

↑そらそうだろって感じですよね



みんな「判定が”絶対受からない”と言っているなら受からないのだろう」そう思っていたはずです。

違う高校にしなさい

とも勧められました。

本当に行くの?

とも聞かれました。



でも、ただ一人、諦めなかった人がいました。

それが恩師の村上先生でした。

E判定をとってから村上先生とは英語での交換日記を始めました。

これまた自信過剰な部分が多く(どこまでもアホ(笑))

英語で日記なんて書けるやろう

とバカな考えを持っていました。

ところが鉛筆を持って英語を書き出してみると、1文を書くのになんと10分以上もかかったんです!

たった3文書くだけで軽く30分。

まさか、英語を書く事がこんなにも難しいなんて思ってもいませんでした。



村上先生は毎回忙しい合間をぬって私の英文を訂正してくれるのですが、その間違いと言ったら、見るも無残な間違いだらけ(笑)

今、英語講師の立場で見てみると「これは、大変な生徒が来た」と思うはずです。

でも、村上先生はそんな壊滅的な英語を見捨てず、しっかり訂正してくれました。



私が英語日記を書く。

村上先生が訂正をする。

その訂正を復習する。




そんな繰り返しを約1年間し、

英語力はかなり飛躍的に伸びました。

そして、受験目前の高校模試で取った判定は・・・





A判定!


横にある説明はなんと言っていたでしょう?

ほぼ合格するでしょう



この言葉がどれだけ嬉しかったことか!!!!




ただ、模試試験で高校に受かるわけではありませんね?

A判定を取ったからと言って「必ず受かる」という確約はありません。

ただの模擬試験なんです。

本番では何が起こるかは分からない。

過去に出た問題と全く違うのが出るかもしれない。

当日お腹を壊して実力を発揮できないかもしれない。


ですが、なんとか本番は体調も良く試験を頑張り、私の最初で最後の高校試験は終わりました。





そして、合格発表当日



受験中は、強気で

絶対受かる!!!

と自分に言い聞かせるように周りに言っていたのに、合格発表はあまりにも怖すぎて一人では行けず、母親についてきてもらいました。




最寄りの千日前線西長堀駅に着くと、目の前に満面の笑みで母親と帰っていく受験生が。

あ、受かったんや



その次に横を通ったのは、ひとりで泣きながら帰路についている男の子。

落ちたんやな、可愛そうに

改札から高校に行くまで歩きながら頭の中では、60秒後の自分はどちらになっているか不安で不安で仕方ありませんでした。

西高校に到着しても、自分で合格者掲示板を見る勇気はなく、母親に番号を伝え見てもらいました。







あった!あったで!ここに番号ある!

そう言われ、やっと自分の目で確かめることができました。




こうして、まさかの高校模試最低のE判定からの大逆転は起こりました。

今では私のいい思い出です。

私がいつもいつでも英語が出来た訳ではありません。

努力でどこまでも英語力は上げられます!





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